工芸品ではありませんが、和歌山のウバメガシを使用した備長炭は非常に有名です。200年以上前に田辺で始まった製法で、伝統技術という表現になるんでしょうか。広義な意味では和歌山産以外の白炭を指す場合もあるそうですが、基本的には和歌山のウバメガシだそうです。
和歌山に限らず、全国的に昔ながらの炭づくりが高齢化・後継者不足で稀にニュース等で取り上げられ、都会暮らしの若者が後継者として弟子入りする、みたいな話も聞きますが、絶対数に対しては圧倒的に少ないでしょう。
機械化、効率化などで品質も上がるのであれば結構ですが、少なくとも炭焼きは難しそうな印象です。こういう昔の苦労で認知された技術が、時代の変化で異なる実態になってしまい、実態の変化は認知されず「大したことないじゃん」と、評価だけ不当に下がってしまう事がないといいのですが。
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